東京に居住を構えてから7年間ほどシェアハウス住まいをしていました。
つい最近ブームがあったけどもう終わったんじゃない?と思う人もいるかもしれません。しかし私はブームに乗るためにシェアハウスに住み始めたわけじゃなかったんです。
長いシェアハウス住まいを終えてメリット、デメリットなど振り返り、もしシェアハウスに住むことを検討しているのならば注意事項などもまとめてみました。
せっかくなのでシェアハウスに住み始めた理由なども書いてみたいと思います。
Photo by Marcus Loke on Unsplash
私がシェアハウスに住み始めたワケ
きっかけは私の学生時代に遡ります。
当時私は母親の名義で借りていた埼玉県の小さなアパートに母親と共に暮らしていました。母親は離婚をしていて、仕事先でいい人が見つかったらしく私と一緒に住んでいたアパートに帰ってくることは少なくなっていました。
しかし母とその彼が仕事を同時期に一緒に辞めるということになり、私が一人で暮らしていたアパートに彼と帰ってくることになりました。
新しい伴侶ができたことはすごくいいことだと思ったけれど、私は母と私にとってまったく赤の他人の男性とかなり近い距離にほぼ四六時中いることを考えると苦痛だったので、私が事前に相談するということもなく部屋の下見をしたりお部屋情報について調べたりするというほぼ家出のようなかたちになってしまったのです。
事前に貯めた貯金で学費を支払っていいて、金銭的に余裕がなかったので家具などが備え付けのシェアハウスというものに住むことにしました。いきなりなんの金銭準備もなく自立することに決めたので、その選択肢として自分のプライバシーを犠牲にして家具など買うお金を削減したかったからシェアハウスに住み始めました。
シェアハウスに住むメリット
- 家具を買わなくていい
- たいてい誰かいるから安心できる
- 友達が増える
- ハウスパーティなどがある
洗濯機、乾燥機(あるところとないところがある)、掃除機、自室だとベッドの枠、机、いす、キャビネットまたはクルーゼットは備え付けです。
各居住者で用意しなきゃいけないものは寝具(敷き布団またはベッド用マットレス、毛布)くらいです。 最初にシェアハウスで知り合った人たちとはちょくちょく連絡を取り合っています。
シェアハウスに住むデメリット
- いつも生活音が聞こえる
- 自分の家にいるのに最低限のコミュニケーション力が必要になる
- ルールがある
- ルールを守らない人もいる
- 掃除当番などあるところもある
- 備え付けの家具が合わない
一人で住んでたら聞こえないような物音がします。洗濯機の音だったり扉を閉める音だったり、シャワー音やドライヤーの音。
挨拶程度できないと、ご近所の関係は冷え切ったところからスタートします。 ルールがあるのに守れないとご近所さんから苦情などきます。
掃除当番がある家に住んだことないですけど大変そうですよね。
備え付けの家具は退去のときに入居のときと同じ状態にしなければなりません。スペースも必要なので気軽に家具を増やせない。備え付けの小さい机にモニターとキーボードを置けばスペースがもうないなんてことも。
私がシェアハウスに住み続けた理由
シェアハウスに住む人は信用ないんじゃないの?
シェアハウスに関する掲示板みたいなウェブサイトで読んだんですが、シェアハウスに住む人は信用情報がブラックリストに載っていて不動産で審査がおりないからだと思う人もいるようです。
本当にそういう人もいるのかも定かではありませんが私の周りや私自身は違いました。職場が実家から遠いからとか、いろんな人と関わりたいとか、シェアハウスには海外の人も結構入ってきます。
家具を買って一人暮らしを始めるよりも、家具のあるシェアハウスで住むほうが合理的だったのです。
またシェアハウスに引っ越してくる人はかなり自分の住まいがいずれ変わるだろうということを見越して引っ越してくる人がほとんどです。大学卒業を期に引っ越す予定だとか、いくら溜めたら引っ越す予定だとか、ある程度の目標がすでに立っていたり人生計画などを立てていてる人がほとんどでした。
もしシェアハウスに入居を検討しているなら下見のときに気を付けたいポイント
家賃が安くても洗濯でお金が消費されます。仕事用のユニフォームなど洗い替えがない場合結構ここでお金がかかってきてしまいます。
下見に行ったときに、コイン式でエアコンを動かすというお部屋がありました。このお部屋は速攻で除外となりました。
家賃が安くてもエアコンに分単位でお金を払うのはきついです。備え付けのエアコンが壊れそうなくらい古いって言う場合もちょっと検討したほうがいいです。
下見をしていてたまにクッション素材を使用してるのかぐにゃぐにゃした床がありました。この家地震で崩れたりしないかと心配になりました。
シェアハウスでは既存の家を自分達なりにリノベーションしたりした部屋があったりします。
プロに頼まずグレーゾーンぎりぎりで自分たちでリノベーションを行った感じがするお部屋はやめた方がいいと思います。
私はお風呂が好きなので風呂好きは欠かせない浴槽があるかどうかも重要なポイントです。
浴槽がないなら洗ったりする手間も省けますしいいですかね。
エアコンがコイン式の場合、シャワーもコインだったという物件がありました。シャワー中にお金を準備したりお金を持ち歩いたりと心配なところも増えるんじゃないでしょうか。
この制度があるところに入ったことないですが自分がその制度をきっちり行えない可能性があるならそれがトラブルを招く原因になるため避けた方がいいです。
大人数が住むような場所は誰か一人はゲームしたりかなりの通信をする人がいたりするものです。それに備えてWifiが制限かかってる場合とかあったりします。
妥協したくないポイントと妥協できるポイントはしっかり作っておく
8年間ほどで住まいを3回ほど変えました。
家探しを経験してみて一番気をつけたいところは、少しでも自分の希望と違う場合は我慢せず自分の希望に沿う物件を探し続けるべきだということです。多分これはシェアハウスや一人暮らしかどうかにかかわらず物件探し全般に言えることだと思います。
私としてはお風呂につかるのが好きだったのでシャワールームしかないところを選んで後々後悔しました。
私の友人はロフトつきの小さい冷蔵庫がついたワンルームアパートを借りたのですが、冷蔵庫が小さいとかなり不便なようです。
(冷蔵庫を買う選択肢はお金の問題と場所がないという理由で却下らしい)
契約が締結してしまってからでは何かと遅いということで、満足いくまで十分検討してください!