巷で噂のアベンジャーズ:エンドゲームを見てきました。
エンドゲームってだけに完結作っぽいです。
ぶっちゃけ私前作のインフィニティーウォー見てないんですけどエンドゲーム見ちゃいました。
関連作品が多すぎて、見きれなくて、かといって時間を費やす気にもなれなくて追っていくのを辞めました。
アイアンマンのくらいまでなら見たかなっていうマーベル、アメコミ作品低スキルです。
という私が見たエンドゲーム、振り返っていきたいと思います。
作品概要

キャラクター
出番の多いキャラや重要キャラなどを紹介してみます。
アイアンマン
アベンジャーズのエンジニア的存在。今回はタイムトラベルを可能にするタイムGPSを制作してしまいました。
いろいろなパーソナリティの持ち主で一番人間らしいなと思います。
キャプテン・アメリカ
もともとは体の弱い青年だったらしいが、第2次世界大戦時に超人兵士計画に参加して超人化した青年。冷凍漬けになってしまい70年後にアベンジャーズに叩き起こされる。
キャプテンアメリカはアメリカのオシリ代表でございます。いいけつしてる!!
ネビュラ
超強い宇宙の傭兵。サノスの娘としてガモラと一緒に育てられる。
身体の一部がサイボーグ化している。
サノス
タイタン星人で本作の悪役。
いろいろウィキペディアなど読んできたが、複雑な家庭や環境に育った宇宙人ソシオパスのイメージを受けたことを報告しておきます。宇宙人ということでスケールがでかいだけにスケールがでかいことをやってのけちゃう奴。
ホークアイ/クリント
元S.H.I.E.L.D.のエージェント。少年時代はサーカスで過ごし、弓術などを磨く。
戦闘に長けた能力の持ち主。
ブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフ
ロシア人で元スパイ。ホークアイと共にアメリカに亡命する。元S.H.I.E.L.D.のエージェント。
スーパーソルじゃー血清を打たれた超人の一人で、体力と知性は人間の限界を上回るほどの持ち主。
格闘武術や射撃術に優れ、諜報活動もこなす。
ホークアイと恋愛関係になった経験あり。
ロケット
サノスの人類50%減の指パッチンのせいで自分を除くガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの全員を消されてしまったので、仲間を取り戻すべく奔走する。
ソー
人間界の神様と大地の女神様の間にできた子。
超怪力でアベンジャーズの中ではハルクにも負けない。
あらすじ
お話はホークアイが家族団欒のときを倒しむところから始まります。
幸せなひと時を味わっているといきなり塵を残して消えた娘。そして次いで2人の息子と妻も消えてしまっていました。
インフィニティウォーで人口の50%が消された瞬間です。
チーム再集結
アントマンが量子世界から戻ってきたことで変化が起きたアベンジャーズ。
時空間旅行を可能にしてインフィンニティウォーが起こる以前のアメリカでこのインフィニティーストーンを集めてガントレットに装着し使えば50%の人々がもどってくるという案を思いついたのでした。
究極の犠牲
チームはインフィニティストーンを過去から持ってきて消えた人口50%の人たちを取り戻すために奔走します。
このストーンを持って帰ってくる任務で一番過酷な場所に当たったのがナターシャとホークアイでした。
ソウルストーンを得るにはソウル(魂)を差し出さねばならないという場所でした。
殺し合いじゃなくて、どっちが先に相手を出し抜いて死ねるかっていう競争が行われたんですが、上をいったのはナターシャ。
ホークアイはナターシャを攻撃して手追わせて崖から飛び降りるも、さすが元エージェントナターシャ。飛び降りたホークアイを追ってガジェットを駆使して崖に杭を打ち込み、杭につながった命綱をホークアイにつけてしまいます。
ホークアイはインフィニティーストーンを使ったら戻ってくる家族がいる。
でもナターシャは家族がいない。というかアヴェンジャーズが家族だから。
そして大丈夫だよといってホークアイの手を振りほどき崖から落ちて死んでしまいました。
総力戦
ハルクのおかげでインフィニティーストーンを使って50%の人々を取り戻したとされるその瞬間に、過去のサノスがアヴェンジャーズの基地を総攻撃してしまいます。
そこから始まるサノスの軍との闘い。サノス相手にアイアンマン、キャプテンアメリカ、ソーとで戦うも3対1でちょっとたりないくらいサノスが強い。
そしてそこにくるのがサノスの膨大な軍。
終わりか…と思ったその瞬間あちこちからゲートが開き集まるアヴェンジャーズの仲間たち。
50%の人を取り戻したことで、そのなかの一人ドクターストレンジが仲間を引き連れてやってきたのでした。
この総力戦でも究極の犠牲が払われてしまいます。このインフィニティストーンのはまったガントレットの取り合い、指パッチンの防ぎあいの末、アイアンマンが全部ストーンをガントレットから外して自分で使ってしまいます。
このサノス軍消滅のの指パッチンのために。この指パッチンをしたアイアンマンはインフィニティストーンの力に耐えきれず死んでしまいました。
アベンジャーズはそれぞれ新しい旅路へと赴く
すべての生活が元通りになったところで、残されたアベンジャーズは新たな旅路へと赴きます。
最愛の夫トニーを亡くしたポッツと娘は新たな生活へ、ソーはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーと宇宙を旅することに。
ハルクとキャプテンアメリカはインフィニティーストーンを元の時代に戻す作業を自分達でおこなっていました。
そこでキャプテンアメリカがすべてのストーンを戻しに行ったんですが、彼はもとの時代に戻ってくることなく、1970年の失われた時間を取り戻すかのように愛する彼女への元へと戻りそのまま時代を過ごしていきました。
ハルクが戻ってくる時間にタイムマシーン上に戻ってきていないけどキャプテンアメリカの座標位置はここにあるということであたりを見回すと、年老いたキャプテンアメリカの姿がそこにありました。
感想
前作を見てなくてもあらすじはちょっと理解できる優しい作り
最初言った通り私はインフィニティーウォーを見ていません。そのため、話を理解するのにちょっと時間がかかりました。
ホークアイが楽しそうに家族団欒の時を楽しんでいるところから始まり、いきなり塵のようなものをあとにして消えた娘さん。次いでは2人の息子と妻もいなくなっていました。
私はここから「?!」っていう反応が続くんですが、こういう人のためにものもう起きたことをわざわざ言語化してセリフに盛り込み、ああそういうことが起こったのねっていう隠された解説というものを感じました。
新キャラこのお姉さんはキャプテンマーベルというらしいんですが、所々出てきて美味しいところをかっさらっていく彗星(コメット)さんかよって思いました。
自己犠牲
あとは私がいうこの究極の犠牲。
ナターシャは家族がいないという境遇の持ち主で家族はアベンジャーズ自体が家族。
アイアンマンも血のつながっていないピーターという息子のような存在を失ったことに胸を傷めるも自身の家族は健全に暮らしています。
でもその過程の中で犠牲を払ったのは家族はすぐそばにいた彼らでした。アイアンマンも最初はそんなリスクはおかせないと言っていた、そのリスクが現実に起こってしまったのですね。
そこで思うのはなぜナターシャとアイアンマンでなければならなかったのか。私はちょっと考えてしまいます。
まぁそういう家族愛の犠牲というものが一番うるっとくるのだからでしょうけど!
ソーの武器 ムジョルニア
後半でいきなりキャプテンアメリカがソーの武器、ムジョルニアを使いこなし始めるのですが、このソーの武器はとっても硬いアダマンチウムという素材で作られていて、孫悟空の筋斗雲の「心がきれいでないとのれない」というルールのように、相応しい者以外は扱えないという武器です。
ソーがいきなり「I knew it!!」って言ってたので、「へー、ソーはキャプテンアメリカがこのムジョルニアを使えるだろうってわかってたのか」と思ってしまいました。
「I knew it」 というよりかは、「もうちょっと早く起こるかと思ってたわ」とか 「遅くね?」とか「待ってたわ」もうちょっと捻りのあるコメントが欲しかったな(笑)
英語ではミョルニルという言い方のようです。
ぽっちゃりソー
今回のソーはかなりぽっちゃり系です。
日本人だとデブっていう部類に入るかもしれませんが、腹が出ていても真ん中がくっきり割れていたので中に筋肉は入ってるとおもうので私はぽっちゃり系っていうことにしときます。
このソーが今回使えなさすぎるwwwなんかビール飲んでヒッピーレゲエ野郎みたいになってしまってたるんでいるし。
このインフィニティウォーのせいでかなり精神的にやられてしまったんでしょうかね。
それでもちょっとだらしなさすぎるかなと思ってしまいました。
ソーは映画の最後にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員として旅する様子だったので、次はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの映画で活躍するのかなと思いました。
そのときはしっかり立ち直ったソーを見たいですね。
タイムトラベル
アイアンマンはとうとうタイムトラベルを可能にするものを発明してしまいましたね。
そこでかれらは過去に遡ってストーンを持ってくるという行為を行っています。
ストーン自体はもとに戻す予定なので問題がないんですが、問題なのは過去のサノス、過去のネビュラが現在という時間に来て闘い命を落としているという結果です。
過去のネビュラを殺してしまったということはそのネビュラがする予定だった現在のネビュラにつながるイベントが起こらなくなってしまいます。
そうすると起こるのがタイムパラドックス。
タイムトラベルに関して禁忌といわれるタイムパラドックス、起こしちゃってるけど大丈夫なの?
アイアンマンとキャプテンアメリカは映画上もう出てこなさそうだけど、このパラドックスネタでまたアベンジャーズ系映画ありそうじゃないですか?
インフィニティストーンによる指パッチン
サノスは宇宙に存在する全生物を半分にすることで、資源争いや貧困から解放し残った半数の宇宙に住む生物を幸せに暮らせるようにするため指パッチンを行いました。その対象は宇宙上の全生物(サノスの種族、タイタン星人も含む)に及びます。
サノスは増えすぎた全宇宙の生命を半分にすることが目標でした。これが本当に悪しき者であれば、タイタン星人以外の生命を全消去し宇宙を自分たちの物にするという行為に及ぶと思います。
そこで愛しい人を消されたひとびとが失ったものを取り戻すために奔走するのが本作です。
結果的にアイアンマンがタイタン星人を全消去してしまいました。
いくら戦争だからといってもある種族をすべて地球上からなくしてしまうという行為は私にとってはかなり野蛮な行為です。
物語後半に起こる出来事はぶっちゃけた話すべてネビュラのせいで起きた出来事なので、彼女が作戦に参加してなかったら過去のタイタン星人が現在に来て戦争を起こすこともなかったんじゃないのかなと思います。
もしかしたらマーベルチームはガモラを蘇らせたくてやったのかもしれないけど、私にとってはなんかすっきりしない終わり方でした。
チラチラドクターストレンジ
ストーン探しの旅のときに、ハルクは「じゃあなんで彼はタイムストーンをサノスに自ら差し出したんだ!!」という問いかけに答えるドクターストレンジの師匠・ソーサラースプリームが言う
「Dr. Strange is supposed to be the best of us(ドクターストレンジは私たちの中で最高のはず)」というセリフがあります。
ドクターストレンジはこの総力戦をいち早く察知して仲間を連れてきたのだけではなく、総力戦中にもチラッチラッと映るドクターストレンジや、「何が起こるか言えばそれが起こる可能性がなくなってしまう」というセリフからも、この先に起こる出来事をすべて予期しているということを示しています。
というわけで、サノスという最強の存在に勝つために導いたただ一つの結論がタイムストーン献上からのアベンジ、総力戦からのアイアンマンが指パッチンをするという出来事を読み取っていたただ一人の存在だったのかなと思いました。
あとがき
さて、ネタバレ要素を含むこの記事をここまで読んだ人はおそらくほとんどがエンドゲームを見てきた人か、ネタバレを気にしない人達かと思います。
エンドゲームは面白かったですか?マーベルのヒーローたちはとってもかっこいいですね!
アベンジャーズが始まった当初のキャストの皆様を振り返ると良い意味で歳を重ねてきたなぁと思います。
キャストの皆様にはお疲れさまでしたという言葉を送りたい!
そして私の個人的な見解がたくさん含む記事を読んでいただきありがとうございました!